「放線菌と生きる」
日本放線菌学会25周年記念
「放線菌と生きる」
Actinomycetologica Vol.21 No.2 (2007) から Vol.24 No.2 (2010) まで 7回にわたり連載されてきました「日本放線菌学会の歴史」が、内容を一層充実させ一冊の本としてまとまり、刊行されました。
第一部では、戦後間もなく情報も物資も乏しい時代の放線菌の勉強会の立ち上げから、放線菌育種談話会の発足と合流、そして現在に至るまでの放線菌学会の活動が、記録と当事者らの記憶に基づき綴られています。
第二部では、放線菌研究の歴史が、幕開けから現在に至るまで詳細に記され、これからを担う若い研究者にとっても有用な情報が盛り込まれました。第三部には、これまでの放線菌研究に携わって来られた諸先輩方から若い研究者まで、幅広い方々の生の声を収載しました。是非ご一読ください。
2011年10月 編集委員
詳細
- 日本放線菌学会編集
- B5判 264頁+口絵4頁
- ISBN 978-4-86399-101-9 C3047
- みみずく舎:発行 / 医学評論社:発売
- 定価 4,180円(税込み)
- 学会特別頒布価格 3,200円(税·送料込み)
- 連絡先: sales@actino.jp
目次
- 第一部 放線菌学会の歩み
- 放線菌研究会誕生まで
- 放線菌育種談話会の発足
- 放線菌学会への昇格
- 第7回国際放線菌学会議
- 放線菌育種談話会の合流
- 学術集会
- 学会誌の変遷
- 学会賞:各賞受賞者一覧
- 出版物
- 事務局
- 第二部 放線菌研究の歩み
- 日本における放線菌研究の始まり
- 抗生物質探索の幕開け
- 希少放線菌生産抗生物質の動向
- ものにならなかった抗生物質
- 放線菌の菌学的研究の概観
- Streptomyces coelicolor A3(2)の再同定とその意義
- 希少放線菌の発見と再分類
- カルチャーコレクションと放線菌
- 日本における放線菌遺伝学 抗生物質生産
- 日本における放線菌遺伝学 重要事項と学会との関連
- 第三部 放線菌と生きる